噛み合わせ
ご自身の噛み合わせにこんな違和感はありませんか?
- なんだかしっくりこない
- うまく噛み切る・すり潰すことができない
- 家族・お友達よりも食事に時間がかかってしまう
- 咀嚼時に周りに聞こえる程の音が出る(いわゆるクチャラー)
- 噛んだ時にぶつかる歯がある
上記に当てはまる項目がある方は、ご自身の今の噛み合わせが本来の食べ易い噛み易い噛み合わせ(顎を動かす筋肉にとって良い噛み合わせ)と一致していない可能性があります。
その場合には原因となっている歯の位置異常や邪魔をしている箇所を治療・調整することで改善を図ることができます。
噛み合わせが良いと
こんなメリットが
- 嚥下機能の向上
- 発音機能の向上
- 呼吸機能の向上
- 身体能力の向上
- 姿勢の維持
- アルツハイマー型健忘症の予防(アミロイドβの沈着防止)
噛み合わせに違和感がある方は是非ご相談ください
噛み合わせの
治療について
噛み合わせの治療では大まかに分けて4つの項目についてみていきます。
- 顎関節の状態
- 筋肉および筋膜の状態
- 歯の状態
- 姿勢の状態
顎関節の状態
顎に問題があり、顎が本来の位置にない場合には噛み合う位置も変わってきてしまいます。
顎の動きに左右差があったり、動きが悪かったりすると噛み合う位置も変わってきてしまいます。
チェックすべき項目
- 顎関節が正常な位置にいるか
- 顎が左右のバランス問題なく正常に動けているか
- 顎関節の位置の正常化
- 顎の動きの正常化
まず、なぜ顎の位置がずれてしまったのか・動きが悪くなってしまったのかという原因を見つけていきます。そして、治療方針と再発防止策を考えた上で顎の治療を行います。
筋肉および筋膜の状態
顎を動かす筋肉・筋膜に異常があると,本来の顎の動きができなくなってしまうため噛み合う位置が変わってしまいます。
チェックすべき項目
- 顎を動かす筋肉が正常な状態か
- 萎縮・拘縮など硬く緊張している筋肉はないか
- ゆるみすぎて弛緩している筋肉はないか
- 軽い痙攣(スパズム)を起こしていないか
- 筋肉・筋膜の正常化,筋力の正常化
まず、なぜ筋肉に異常が出てしまったり左右差が出てしまったのか原因を見つけていきます。そして、治療方針と再発防止策を考えた上で筋肉・筋膜の治療を行います。
歯の状態
チェックすべき項目
- 歯が動いてしまって、本来噛み合う歯べきと噛み合わない状況になってしまっていたり、噛んだり咀嚼したりする時にぶつかるようになってしまってたりする歯がないか
- 詰め物や被せ物が変形してしまってぶつかるようになってしまった物はないか
上記のような原因となる歯を特定します。そして、その歯の状態にあった治療や不良となってしまった詰め物・被せ物を作り直します。そのためには、患者さんそれぞれ固有の噛み合わせ・顎運動を再現した咬合器というものを使用して診査診断を行います。
姿勢の状態
姿勢が傾いていますと、宙ぶらりんになっている下あごの位置も変わってしまい、噛み合わせの位置も変わってしまいます。そのため、自分の姿勢に合った顎の位置・噛み合わせの位置というのが重要になります。
しかしながら、身体のバランスが取れていない姿勢の場合には運動指導や身体作りのための食事指導を行います。その後、姿勢の変化が認められた場合にはその姿勢に合った顎の位置・噛み合わせの位置をみていきます。